ロングスイングアーム製作
ロングスイングアームとは?
ロングスイングアームとは、リアホイールを支えている通常のスイングアームの長さを延長した物のことです。
スイングアームを延長することで車体を伸ばすことができます。
カブの車体は、コンパクトにまとめられています。でも、ちょっと窮屈。もうちょっと長くしたい、より個性的なスーパーカブにしたい・・・というか、カブ魂というスパーカブのコンテストで入賞したい!と思ったのが、製作のきっかけでした。
延長する長さは、10cmと決めました。
まずは、材料集めです。
材料には、ホームセンターで購入した、幅5cm、厚さ6mmほどの炭素鋼材を使用しました。これを11cmの長さで2本切断しました。
1cm分は、鍵型に加工するための余裕を見てカットしました。
その後の感想
ロングスイングアームを取り付けたあとの走行性能の変化についてですが、
利点としては、車体の長さがそのまま長くなるので車体が大きく見える事による見栄えの向上と、ホイールベースが長くなるので、直進安定性が向上しました。
欠点としては、一般的に旋回性能が若干犠牲になるとされてますが、スーパーカブの場合、もともとが小回りが良好で旋回性能に大変優れていますので、10cm程度の延長で多少旋回性能が犠牲になっても、全く違和感がありませんでした。
フレームの切断を伴う改造は危険と思われるかもしれませんが、これには、かつて学んだ工業高校と工業専門学校での実習経験、日頃の常務で培われた金属加工の技術、トヨタ自動車の工場で働いた時の経験等が生かされています。(本業はメガネ屋さんです)
特に、トヨタの工場で担当した部署はシャシー溶接であり、溶接面から重量物の溶接強度を見極める経験を積めていたのが大きな安心材料となっています。
使用した鋼材と溶接強度に関してですが、慎重に慎重を重ね製作しておりますので、その後も異常無く走行できています。
金属加工に自信のある人は、このロングスイングアーム製作に是非挑戦してみてください。